小林和史

美術家 / ARTIST

一枚の紙から切り出される昆虫

「昆虫はどこにでも居ます。ただ、私たちが気が付かないだけなのです」

毎日を慌ただしく生きている私たちは、些細な命の存在になど殆ど意識を向けません。
太古から生存する昆虫たちは、自然の化身とも云えます。彼等の存在に気が付く事は、同時に私たちも孤立した存在ではなく、彼等と同様に大いなる自然の一員である事に気が付く筈です。

神楽サロンでの展示では、歴史ある建物内部に直接、紙の虫たちを、まるで活きているかの様に設えます。(※2017年9月予定。現在は、常設展として数点を展示しています。)
しかも月日が経つ程に段々と数が増えたり、また様々な変化を遂げたりもします。その静かな存在に対して、ある方は気が付き、またある方は意識なく素通りするかも知れません。
恐らくですが、気が付いた瞬間に貴方の意識は研ぎ澄まされ、自身のなかに潜む何かを発見するかも知れません。
私たちの日常とは実はそんな些細な奇跡の出逢いの連続なのだと思います。

Kazushi Kobayashi

ARTIST

"Creation is the work to instantly figure out three-dimensional object by cutting a sheet of paper with scissors and fold it. The theme of creation are the vividly brilliant moment and deep emotion. The work carries a hidden story colored by myths. INSECTS are playing like human on this little stage."

KAZUSHI KOBAYASHI has started his creation was three years old.His experience has influenced his own vision of nature: it has grown into the way of his consideration.It forms the basis of subsequent his art and design creativity. Awards majority.

プロフィール

小林和史

Kazushi Kobayashi

美術家 / Artist

3歳の時より独学で  紙とハサミ  により、昆虫の共生する宇宙 を創作、演出し現在に至る。
その経験は、作家独自の自然観を育み、また思考術となって現代の様々なクリエーションの根幹を成している。

1983~88  (株) 三宅デザイン事務所入社、パリコレクション、ファッションデザイナーとして参加
2001 ~  outsect 設立、国内外のギャラリー、商業施設で作品を発表。
映画、舞台、CM などの美術、メゾン・エルメス、SONY、蔦屋T-SITE代官山、蔦屋家電/二子玉川  等のアートディレクションに携わる。

近年の展覧会

2012   BARBARA RUETZ 現代アートギャラリー (munchen/ドイツ)
2013   Zeedijik アートフェア (Knokke/ベルギー)
2013   Axel Pairon ギャラリー (Antwerp/ベルギー)
2014   画廊翠巒   (前橋/群馬)
2014   Gallery リトルハイ   (中野/東京)
2015   ISSEY MIYAKE HOMME PLISSE (青山/東京)
2015   ISSEY MIYAKE HOMME PLISSE (仙波/大阪)
2016   ISSEY MIYAKE HOMME PLISSE  (渋谷パルコ/東京)
2016   渋谷西武デパート5階フロア (渋谷/東京)

彫刻作品受賞暦

第24回 「上野の森美術館賞」受賞 /
日本の象牙彫刻展(高円宮親王殿下より授与)

映像作品受賞暦

第23回 東京ビデオフェスティバル /
ゴールド賞受賞

第23回 PFF ぴあフィルムフェスティバル/ 準グランプリ受賞
(オランダロッテルダム国際映画祭、ドイツオーバーハウゼン短編国際映画祭、アメリカテキサス映画祭 など招待上映)

伊勢外宮前

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